シリーズ「私の旅日記」 「ポートランド行きの飛行機の中で」
5月5日、午前9時15分発 ポートランド行きのアラスカ・エアラインは満員だった。荷物を預け、早めに席に座れた夫と私は、次々と乗客が乗り込んでくるのを見るともなく見ていた。次第に座席よりも早く荷物の収納棚の方が埋まっていき、空いている棚を探すために荷物を抱え、狭い通路を右往左往する人たちが出てきた。 […]
5月5日、午前9時15分発 ポートランド行きのアラスカ・エアラインは満員だった。荷物を預け、早めに席に座れた夫と私は、次々と乗客が乗り込んでくるのを見るともなく見ていた。次第に座席よりも早く荷物の収納棚の方が埋まっていき、空いている棚を探すために荷物を抱え、狭い通路を右往左往する人たちが出てきた。 […]
ビンセント ゴッホが画家として独り立ちできるようになりたいと決意したのは27歳。37歳でその命を絶つまでの10年間、ほぼ独学に近い形で学び続け、後期には日本画、特に浮世絵の影響を受け、日本に行きたいと夢見ます。 […]
「旅に出る2:千ピースのジグゾーパズル」梁(りおんぐ)裕子 ジグゾーパズルの箱には出来上がりの絵がありますので、色分けしたり、形わけをしたりして、なんとか形になっていきます。残念ながら、私たち自身がどんな形の“ピース”なのかどこにはめ込まれていくのかは命をくださった神のみぞ知るところ。 […]
「旅に出る:千ピースのジグゾーパズル(上)」 梁(りおんぐ)裕子 父は、油にまみれ、工具の鉄の匂いの工場(こうば)にいる人で、あれこれ、発明まがいの企画に頭を突っ込んでいました。多分、私が、中学生くらいの時でしょうか、“新しく入社してきた若者が背広で仕事に来て、工場(こうば)服に変えて仕事をして、背広に着かえて帰るんだ。“とふと、悲しげに呟きました。 […]
「旅をするとき」土屋和子 美しい景色や歴史を知る観光も楽しいけど、一番の醍醐味はその文化や歴史が生み出した国民性を垣間みる事だろう。それぞれの国特有の味が有り「へエー」と首をひねったり「なるほど」と感銘する事が多い。 […]
この国に腰を落ち着けて早三十余年になる。数年前、日本を除いてベトナムに二週間の旅をした以外、最近では他国に縁がない。但し祖国日本には年に一度里帰りがかなっているから、考えてみるとこれも立派な“海外”のそれと言えよう。 […]
ユリ子・エミ・ビヤード 待ちに待ったバケーション。毎年行ったベガスも昨年は我が家の可愛いワンちゃんが具合悪く行けず、久しぶりとウキウキと張り切っての出発。主人もすっかり年を取り、今は6時間と途中でモテルに一泊、次の日も6時間と婆さん、爺さんの旅は思ったより情けない。 […]
この2月、2週間程、次姉の住むハワイ島のヒロに行ってきた。彼女が住んでいる関係で、今まで数えきれないほど(多分10-12回位)訪問しているが、退職して初めてのハワイ行きはまた格別。一人住まいで、まだ自分の日本レストランを経営しているが(もう厨房にはたっていない)、だんだん齢を取ってきている姉の様子を伺うというのも今回の旅行の一つの目的でもある。 […]