ひまわり会の歩み

ひまわり会は第二次世界大戦後に日本からアメリカに移住してきた女性達の手で、相互援助を目的として、カリフォルニア州オークランドに 1971 年に結成されました。

1950 年代後半、当時日本に駐留していたアメリカ軍人または軍属と結婚した日本人女性が、数多く渡米してきましたが、その多くが日本では想像もしなかった人種問題や異人種間の結婚に対する反感など、様々な問題に直面し、さらには「 真珠湾攻撃を忘れるな!」と唱えて、かつての敵国日本からの女性を快く思わないアメリカ人に遭遇することもありました。

また、西海岸の日系社会にも望むように溶け込めないことが多くありました。それは、第二次大戦中、日本人の子孫という理由だけで、アメリカ市民であるにも関わらず、不法に強制収容所に収容された苦い経験を持つ日系二世の多くは、戦後日本から移住してきた日本人女性に対してしばしば複雑な感情を抱いていたからです。

当時は、日本語による情報も乏しく、アメリカ社会で配偶者だけを頼りにする日本人女性が多かったのですが、夫婦関係に問題が生じると、言葉や習慣の違いなどが大きな障害となって、女性は全く孤立してしまう場合が少なくありませんでした。それにも関わらず日本語で相談が出来るソーシャルサービスは皆無というのが現実でした。

そんな中、自分達の手でサポートサービスを提供する組織を作り上げようという声が女性達の中から上がりました。こうした女性達が団結して出来たのが「ひまわり会」です。理解ある二世の援助を得て資金を確保し、オークランドの非営利社会奉仕団体である IIBA (現在 Immigration Institute of the Bay Area 、当時 International Institute of the East Bay)に日英両語を話すソーシャルワーカーを置いて、自分達の相互援助グループを設立したのです。

以来、ひまわり会は 50 年近く、医療、法律、夫婦関係、子供の教育、米国市民権取得の援助、日系社会の歴史などの多くの課題を取り上げ、日本語で勉強会を催してきました。現在では、性別に関わらず、多様な経歴を持ち、さまざまな活動に携わる日本人渡米者を結ぶグループとして、常に生活の向上を目指してお互いに助け合いながら、日米両国の橋渡しとなりアメリカのコミュニティに貢献するよう励んでいます。

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ひまわり会の年表

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