皆さま、この夏いかがお過ごしですか。
２０１２年から４年半の間会長を務めさせていただきましたが、そろそろバトンタッチをする頃となりました。皆様いろいろとご協力をいただき大変ありがとうございました。山あり谷ありのひまわり会でしたが、このコミュニティをなんとか継続していくことに使命を感じておりました。
イーストベイにおいて日本語を母国語とする方々の心の置き所になり、日本語で情報を得ることができ、困った時には相談ができるようなコミュニティでありたいと思っていました。 ウェブサイトを日本語と英語で立ち上げたのは、もっと多くの方々にひまわり会の存在を知っていただきたかったからです。このウェブサイトには、歴史を始め、多くの新旧メンバーによる叡智が網羅されています。どうぞご覧になってください。また歴史を綴ることで多くを学ぶことができたことには大変感謝をしています。
現在のひまわり会は、古本市という年に１０回行われるファンドレイズングによって活動資金を調達しています。今回の熊本県への義援金も古本市が中心となって、行われました。ひまわり会の底力は大したものです。伊藤いねこさんは、古本市の係として赤子が成人する位長い間見守ってきてくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。この会では、いねこさんが一人でやってきた古本市に関わる業務を役割分担して、引き続き古本市が行えるように計画を立てています。ボランティアのご協力を宜しくお願いいたします。
１０月頃からひまわり会の会長職を徐々に河野さきさんに引き継いでいただくことになりました。さきさんは実行力のある方で、そのバイタリティには目を見張るものがあります。ファイナンシャルプランナーでいらして、ジャズボーカリストとしても活躍しています。ひまわり会のボードメンバーとして、新年会を始め、会の行事の運営に力を発揮してくれました。７月から始まる新しい企画のハイキングは彼女の考案です。楽しい会話やひと時が生まれることでしょう。さきさんのリーダーシップにどうぞご協力をお願いします。ひまわり会という団体は、一人ひとりの参加によって成り立っています。私には何ができるかなーという気持ちが大切です。ひまわりのように太陽に向かって微笑んで一緒にやっていきましょう。１９７１年から引き継がれてきたこの精神を大切にしたいですね。
私は今後もひまわり会の役員の一人として運営に関わっていきますので、引き続きお付き合いをお願いします。日常の仕事は、Asian Pacific Islander Legal Outreach という非営利団体で、Social Justiceを実践する業務に携わっています。 移民や高齢者の法律の手続きの援助やドメスティク・バイオレンスの被害者救済のサービスなど、 アメリカ社会においてアジア人への公平な対応を求めて活動していきます。ひまわり会を組織しながら学んだことがたくさんあるので、それらをいかしていきます。微力ながら、これからも日本語を話すコミュニティのお役に立てるように努力をしていきたいと思っています。それでは、皆様の健康とお幸せを心より願いつつ、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
２０１６年７月
ひまわり会会長
けんもつ順子