Q)10歳年上のアメリカ人の主人と一緒に郊外の一軒家に住んでいます。一人息子は彼の家族とアメリカ東海岸に住んでいます。とても優しい主人ですが、最近時々物忘れがひどくなって、いろいろ家のことをするのも、とてもスローになってきました。
本人もかなりそれに気付いていて、よく塞ぎ込み、落ち込むこともしばしばです。迷惑かけたくないので、もしも自分がアルツハイマーになったら施設に入れてくれなどと言っています。いろいろこれからのことを考えると夜も眠れなくなることもありますが、自分がしっかりせねばと頑張っています。もしもその様な事になったときのためにどの様な準備をすれば良いのでしょうか。ながながと書いてすみません。宜しくお願いします。(75歳女性、R市在住)
A)いろいろ心配される前に、身近な高齢者・介護の専門家、ソーシャルワーカー、カウンセラー、セラピストとアポイントメントを取って、お話することを強くお勧めします。法律的なこと、財政的なこと、住居のこと、介護のこと等など、準備することは山ほどですが、とにかく正しい知識を持つということがとても大事です。日本語のリソースとしては、イーストベイ地方では、J-sei、又は当ひまわり会の方にもご相談下さい。その他、各地域にAlzheimer’s Association、Family Caregiver’s Alliance等の団体にも相談できます。
お友達や知り合いの方もいろいろ実体験、又人聞きからアドバイスしてくれると思いますが、一人ひとりのケースによって違うので、必ずしも正確な知識が得られるとは限りません。又彼の主治医に相談するのも一つですが、通常内科の医者はとても忙しく、なかなか時間をゆっくり取って話しをするのは難しいと思います。実際に「記憶障害」が少し顕著になってきた時に、専門家の紹介に主治医の推薦が必要になるので、それまで待った方が良いかもしれません。
家族メンバーとして一番怖いのは、社会的孤立に追い込まれること。貴方自身もコミュニティー・地域活動に積極的に参加して、ネットワークを広げましょう。
*このコーナーでは皆様のご相談を受け付けています。匿名でも構いませんので、ご相談内容をAskhimawarikai@gmail.com迄お送り下さい。メールをされない方は直接ひまわり会の私書箱に郵便でお送り下さい。相談内容、個人の秘密は厳重に保持いたします。