2月のワークショップは、サンフランシスコの気持会ソーシャルサービス主任の春海三吾さんを講師にお迎えし、「メディケア」(高齢者医療保険)についてお話しいただきました。今、話題の内容だけあっていつもより多い17名の参加がありました。
メディケアとは:
病院での費用を払うパートA
外来の費用を払うパートBがあり、
処方箋をカバーするのがメディケアパート「D」です。
メディケア「D」とは:
加入受付期間:
2005年11月15日から2006年5月15日、その後も加入できますが1月遅れるごとに掛け金が1%高くなります。
加入受付先:
各保険会社、薬局、ただし、カイザー、ヘルスネット、その他のディケアHMOの医療保険をお持ちの方は、そちらで指定されたところに申し込まなければなりません。
掛け金:
各会社、保険プランによって異なります。処方箋の必要な薬の種類が多くなるほど高くなります。
カバーされる処方箋の内容:各会社によって異なりますのでご自分が現在お飲みになっているお薬を多くカバーするプランを選択しなければなりません。
自己負担:
年間250ドルまでです。(Deductible)
自己負担250ドルから2000ドルの間:25%
2250ドルから5100ドルの間:全額
5100ドル以上:5%(Co-Payment)
プランの変更:
毎年11月15日より12月31日の間に別のプランに変更することができます。
参加者からの中からは「複雑すぎる」「加入時と加入後の健康状態によって必要とする薬は違うのにプランの変更がに期間があるのはおかしい」「法案が改正されるといい」などの意見がありました。
メディキャル受給者:
現在、医療福祉、メディキャルの受給者は自動的に処方箋プログラムが指定されます。また低所得者のメディケア受給者に対して上記の掛け金を連邦政府で補助する恩恵もあります。
また通常メディケアでは医療費が100%カバーされないのでそれをカバーする医療保険の購入が望ましいそうです。選び方として、
メディギャップ保険:
民間の保険会社により提供されているもので10種類(段階)に分かれています。掛け金は通常年齢によって異なり、処方箋をカバーするものもあります。どこの病院、医師でも自由に選ぶことができ、メディケアの自己負担分(DeductibleとCo-Payment)のほとんどがカバーされます。
そのため掛け金が高くなります。
メディケア管理介護プラン(HMO):
この保険も民間の保険会社によって提供されているもので掛け金は安いですが、緊急の場合を除いてそのプランに指定されている病院、医師より医療サービスを受けなければなりません。また、保険によっては処方箋、歯の治療、その他のメディケアでは提供されない医療サービスがカバーされることもあります。
多くの場合、メディケア「D」は、ご自分がお飲みになっている薬の処方箋をカバーする保険を持っている方は加入する必要はないそうです。詳細は医師、薬局、または
Health Insurance Counseling and Advocacy Program (HICAP)
1-800-433-0222(www.medecare.gov)にご相談ください。