「忘れてしまいたいことや、どうしようもない悲しみに、包まれた時に男は、酒を飲むのでしょう・・・。」今は亡きシンガーソングライター河島英五氏の大ヒット「酒と泪と男と女」の歌い出しである。私がまだ高校を卒業したばかりの頃、良くラジオなどで放送されていた。当時私は失恋した心の痛みを癒やそうと、まだ未成年で、しかも飲めもしない酒を無理に飲んでいた。この曲を聞くと今でも昔日を想い出し、少々甘酸っぱい感傷にひたったりするのだが、先日たまたま、タレント(ミュージシャン?)の所ジョージ氏がこの替え歌を作っていることを知った。題名は「酒と肴と酒と酒」。歌詞は一行だけ・・・。♪何もなくてもぉ〜、好きな人は、毎日、酒を飲むのでしょぉ〜♪。初めて聞いて思わずひざを打ってしまった。悲しい時、うれしい時、希望を成し遂げた時、もう一歩の時、友達と一緒に、あるいは一人寂しく・・とにかく酒飲みは、飲む理由をどこからでも見つけて来られるのだ。
さて昨今、どっちを向いてもコロナウィルスの話題であるが、私自身はあまり気にしていない。それには少し理由があって、帰宅時の手洗い、うがいは以前からの習慣で、のどがイガイガしたり咳が出た時も即うがいをする。これが早めの対処、ということになっているのだろうか、多少熱が出たりしても次の日にはほぼ回復してしまう。この頃は手洗いとうがいの日課に加え、毎日、のどをアルコール消毒するようになったのも効を奏しているに違いない。忘れてしまいたいことがなくても酒は飲めるのである。