昨年末、ひまわり会では「詐欺・個人情報漏洩(ろうえい)を防ぐ」というタイトルでワークショップを行いました。 5人に1人は詐欺の被害に遭っていると言われる今日です。 詐欺は蔓延していますので、十分に気をつける必要があります。 これから4回にわたって、詐欺や個人情報漏洩による被害を防ぐための資料を提供していきます。

まずは、わかりにくい英語の言葉から説明をします。

Scam (発音:スキャム): 詐欺、ペテン

<例>1ミリオンの宝くじに当選しましたという郵送されてきた手紙。 「同封の2千ドルの小切手をすぐ銀行に入金して、手数料と税金3千ドルをすぐ送金するように」という内容の手紙は詐欺です。 <対策>このような詐欺の手紙はすぐに破棄する。 小切手は入金時には銀行の明細に記載されるが、不渡りで消滅する。 送金は戻ってこないので絶対しないこと。
Fraud (発音:フロード): 民法に反する犯罪的行為がある詐欺。
<例>政治家が建設会社から賄賂金をもらって、その会社に仕事を依頼するという行為。 結婚詐欺。
Robocall (発音:ロボコール): ロボは、ロボットで、コールは電話という意味。 自動音声による電話のことで、主に勧誘を目的とする電話。
<例>マイクロソフトからの電話で、あなたのコンピューターは、インフェクティド(データを破壊する情報が入っているということ)されています。 至急マイクロソフト社のサービスを買ってください。〜という録音された声でかけてくる電話。 <対策>相手にせずに電話を切ること。
Phishing (発音:フィッシング): なりすまし詐欺
<例>IRSからの電話で、受話器を見るとIRSのコールIDとなっている。 過去に申告の支払い不足があり、今支払えば、懲罰は免除すると言う。 支払いを断ると、警察や移民局に通報し、あなたは逮捕されると言う。 送金やプリペイドカードで支払えと言う。 <対策> このような電話は相手にしないですぐに切る。 IRSは電話をしない。 何かあれば手紙で通知が来るはずである。
Identity Theft ( 発音:アイデンティティセフト): 個人情報を盗む犯罪
ターゲットとなる情報は、名前、住所、電話番号、生年月日、ソーシャルセキュリティー番号、ドライバーライセンス番号等。 <対策>自分で必要に応じて電話をした場合を除いて、知らない人に電話で個人情報を話さない。 ソーシャルセキュリティーカードは持ち歩かない。
パート2は、アイデンティティセフトについて詳しい説明をする予定です。上記の被害にあってお困りの方は、ひまわり会ボードメンバーにご相談ください。
ひまわり会役員 剱持順子(けんもつじゅんこ)