激動の幕末を生きた人々の物語は、いつの時代も日本人のロマンです。近年のNHK大河ドラマでも、「篤姫」や「龍馬伝」など幕末関連の作品が続いています。新島襄のライフパートナーとして近代化、女性の地位向上に尽くした新島八重の一生を描いた「八重の桜」は、今まで白虎隊や松平容保などの影に隠れて見過ごされてきた会津藩の女性たちにスポットライトを当てた点で画期的な作品でした。

さて、ひまわり会今年初めのエクスカーションの目玉となるのは、サクラメントの北東に位置し、日本人がアメリカで独自に開いた最初の入植地と言われる旧跡「若松コロニー」です。スネルという武器商人に誘われるままに会津からカリフォルニアまでやってきた数組の藩士とその家族が、もう一度人生を切り開こうとお茶と生糸の生産を試みた場所でした。

海を渡って無事にたどり着いた彼らですが、資金調達を名目としたスネル単独での日本への帰国後、一切の史料から消息を絶ちます。コロニー消滅後４０年たった１９１５年、唯一その生涯が明らかになったのが、 スネルの娘たち（日本人とのハーフ）の子守りとして連れて来られたおけいと呼ばれる女性でした。渡米後わずか二年、十九歳の若さで亡くなる彼女ですが、アメリカの土になった最初の日本人女性だとも言われています。

若松コロニーには、絢爛豪華な建物が保存されているわけでも、美しく整備された庭園があるわけでもありません。それでも、ただ草深い丘の上に立ち、おけいさんをはじめ、ここで人生を切り開こうとした先人に思いを馳せる。様々な夢や思いを抱えてこの国にやってきた私たちの原点に立ち戻るのに、これほど適した場所はないのではないでしょうか。

牛木力　記

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５月４日　日曜日 

8:30 AM 発　サンフランシスコ　ジャパンタウン　５重の塔の前
9:00 AM 発　BART Del Norte Station (El Cerrito)
5:00 PM 着　BART Del Norte Station (El Cerrito)
5:30 PM 着　サンフランシスコ　ジャパンタウン　５重の塔の前
 
参加費：会員＄25、非会員＄30、子供（12才以下）一人＄15
　　　　昼食　飲み物　持参
問い合わせ：土屋　４１５−９３１−３９９７　kazuko2@comcast.net

締め切りは４月２１日です

 

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バス旅行申込書（印刷される方はココをクリックして下さい）

 

名前：                                                                                     
電話番号：                                                                               

参加者：会員　　 名＄　　　　非会員　　 名＄　　　　　子供　　 名＄                       

合計＄　　　　　　同封  

乗車場所：　Del Norte 　　San Francisco  　丸を付けて下さい

申込書とIIBA / himawarikai 宛の小切手を添えて
Himawari-Kai P.O. Box 6428  Albany, CA 94706 までお送り下さい。