日本語で「米」を表現することばに稲、籾、米、飯、粥などがある。 米の状態によりそれぞれ違うことばが使われる。英語ではRice field, rice with shell, rice grain, cooked rice, rice glueとなるだろうか。 これらは「米」の状態を修辞して違いを表現していおり、riceはあくまでriceである。 古来、日本において「米」は大変重要であり、そのために「米」の微妙な状態のちがいを表現する様々な言葉が培われてきのだと思う。 逆に英語ではBeef, Pork,Chickenと区別するが日本語では「牛」、「豚」、「鶏」の肉である。 日本人は明治以前、あまり肉を食べなかったので肉に関する言葉は発達しなかったようだ。
閑話休題、ひまわり会は「日本語」で活動するグループである。 日本国を離れ、英語の国アメリカで暮らす人々が日本語で語り合い、意見を交換し、楽しい時間を共有し、そして助け合うことを目的としている。 言葉が違えば、想いが変わる。 日本語には日本語でしか伝えられない微妙な違い、感情表現がある。 「花かご」「古本市」などのひまわり会のイベントを通じて、日本語をもっと楽しむ機会を持っていただきたいと願っている。 また、このニュースレターへのご意見、ご寄稿などもお待ちしています。