最近は音楽会とか観劇とかから縁遠くなって(齢のせいで出不精になっている)、そんな時、教会の若い方から、フジコヘミングさんのピアノソロコンサートがバークレーであるとのこと、そして何とチケットが$32.64というびっくりしたお値段。これはぜひぜひと喜び勇んで、夜のドライブも何のその、いそいそと会場に。会場はこじんまりした所で私達熟年者には最適なところでした。そしていよいよフジコさんがステージに、日本風なお衣装を御召になって、第1曲めのF. SchubertのImpromptu Op.90 No.1に始まり、M.Ravel,  S. Rachmaninoff,

C Debussy,W.A. Mozart Sonata A-dur alla Turcaで前半が終わりました。20分の休憩の後、衣装を変えられ、F. ChopinのNocturn op. 9-2で後半に入り、Liszt, Schubert、最後のF. LisztのLa Campanellaで、およそ1時間半ほどのプログラムが終わりました。彼女には色々な方々が色々な批評がありますが、あのお歳

(82歳)で楽譜なしで弾くということは、本当に神様が彼女にくれた才能は素晴らしいものと思います。 春の夜の楽しい楽しいひと時でした。

pianoミキノ ドンゴン