6月5日(土)午後1時(日本時間翌日午前5時)より、河野さき氏と未明の日本から藤原未来(みき)氏をお迎えして、オンラインセミナーが開催されました。太平洋を隔てての2つの国は、言語や価値観の違いは言うに及ばずシステムや法律等も異なります。それを踏まえて、この2次元の世界を解りやすく、「一般的な話なので、それぞれ状況が異なる個人的な質問には答えられない事」を明記したうえで、「人生の夢や目標を叶えるための総合的な資金計画を立てているか、予期せぬ出来事への備えはできているだろうか」が問われました。
このテーマは、コミュニティーへの時代に適した情報提供をモットーとしているひまわり会が、幾度か活動の1つとして提供してきたもので、将来に目標を持つ年齢層の方々が参加する良い機会となりました。
今回は、4つのトピックス、1.最近の傾向、2.ファイシャルプランとは何か、3.将来の目標達成に向けた計画をたてる時のポイント、4.将来の問題を回避する為にしておくべきことについて、わかりやすく解説いただきました。
最近の傾向としては、時代に伴う社会の変化とデジタル化の進展による変化が示されました。ファイナンシャルプランを行うには、まず自分の経済情報を収集して現況を知ることから始まり、将来の目標を設定することの大切さ、将来どのような費用が必要となるか、もしもの時の備え、税金対策、マネー寿命を延ばすための資産運用、リアタイア、会社の福利厚生の利用、遺産相続など、包括的な分析と考察が大切であること、そしてそれぞれの項目について具体的にお話しいただきました。ただし、無理をして1度に多くのことに取り組むのではなく、できることから始めること、そして一定期間後にプランを見直して修正していくことの大切さも語られました。
主導権をもって 自分自身の生活背景・目標を考慮し、専門家に盲目的に頼るのではなく、適切なサポートを受ける。藤原未来氏が紹介してくださったライフブックのような具体的な方法を活用して、目標を立てて実践に移していけるといいですね。また質疑応答では、「将来、アメリカと日本の両方から、資産を受け取れるようにするには?」という質問も寄せられました。頼もしいですね。
ひまわり会創立50周年の年に、コロナ禍で過ごした1年余の影響を受けてオンラインならではの日米両国から講師を迎えてのセミナー。この様なセミナーをひまわり会が持てるようになろうとは、誰が想像した事でしょう。両国の平和が守られ、参加者の皆さんのそれぞれの夢がかないます様に。
(レポート リオング裕子)