7月、8月、9月と毎月7、8人が集まり、8月には日本からご家族を訪問中の伊藤ご夫妻も参加され、エミーさんのお友達のスーさんも出席、本間玲子さんも入られました。 伝統を守る方からはお叱りを受けるかもしれませんが、花かごでは厳しい規約には縛られずに、自分の思いを自由な形で表現し楽しんでいます。それぞれの作品が生まれた背景が目に浮かび、親父のステテコ姿を思い出して大笑い。月は万葉の昔からお伽話、今は宇宙旅行と 時代を超えて限りない情緒を沸き立たせてくれます。忙しい日々を忘れて改めて月をゆっくりと眺めました。

花かごの集まりに是非遊びにいらしてください。 出席できない方もエッセイ、俳句、川柳、詩など、連絡係にどんどん寄せてください。

日時:毎月第2水曜日午後1時から3時まで  参加費 1ドル

場所:Richmond Annex Senior Center, 5801 Huntington Ave., Richmond, CA 94804

問い合わせ マリコ 510−528−0600 marikowh@gmail.com

カズコ 415−931—3997    kazuko2@comcast.net

 

エッセイ、俳句 川柳等の多くの中から紙面の都合で下記の数点を紹介します。

7月 題 『花火』 または 自由題

幼な児や 線香花火 欲し恐し    ユーセイ

ドンピカ 色鮮やかな 夜の空    スー

初めての 花火大会 大はしゃぎ   ジュンコ

ステテコの 足元照らす 庭花火   マリコ

霧の街 見えぬ花火に 耳立てて   カズコT

もう13歳 アメリカ生まれ。6歳だった 2度目の日本 ママと一緒に蚊取り線香腰につけ
大きいものから順番に しっかり手に持ち 微笑んだ クルクル 地を這う鼠花火 団地の庭で
消えゆくまでの 真夏の一夜                            アラメダのカズコG

8月 題 『お盆』 または自由題

八十路でも 軽くステップ ダンスかな  ジュンコ

敗戦を 終戦と呼ぶ おぞましさ     カズコT

天国に 持っていきたい 望遠鏡     エミー

亡き友の 団扇片手に 盆踊り      マリコ

迎え火で 焼き玉蜀黍や 盆祝い     ユーセイ

お盆の夜 集いで語る 祖父の親類 どこの誰かと 母に尋ねし  カスコG

9月 題 『月』 または自由題

月の夜 何時まで続く 平和かな     レイコ

ヨセミテや 胸に抱きたし 山の月    カズコ T

満月と 追いかけっこの 夜汽車かな   マリコ

国会は ムーンハゲ多すぎて 欠伸ばかりのお偉いさん  エミー

ベランダで 月の明かりを 独り占め   ジュンコ

***エッセイ 『月』***

先月の花かご会を終え帰宅の道すがら、車のハンドルを握るや口についたのが、“月がとっても青いから遠回りして帰ろう”の昔の流行歌でした。

そうこうするうちに童謡、おぼろ月夜、月夜の田んぼで、月の砂漠、サンタルチア、荒城の月、等など口ずさんでいました。 車中は私一人でよかったネと苦笑が思わず。

唱の次は物語で、貫一、お宮の熱海のその夜は 満月? 三日月?と疑問が湧いたり、かぐや姫は月に帰って行ったし、今世紀は人類が月に足跡を残したりと、月旅行も満更夢ではないと巷間では宣伝されていますが。因みに小倉百人一首には月が十一首も詠まれています。そのうち有明の月が三首、夜半の月二首。紫式部も詠っています。この人は大津の石山寺で源氏の執筆を始めましたがここは観月の名所で 道理で他にも月をうたったのが散見されます。

こうしていると遠過ぎる月が、俄かに身近に感じられたまには賞でなくてはと促された次第です。

アラメダのカズコ G