今年活動三十七年目を迎えたイーストベイの渡米者団体「ひまわり会」(土屋和子会長)は一月二十七日、新年会をバークレーの日本食レストラン「手まり」で開き、会員約四十人が出席。お雑煮やおせち料理を楽しみながら、和気あいあいと近況を報告し合った。

最初に前会長のドンゴン巳器乃さんが、「日本から来た大きなヒマワリとなって、楽しく豊かな生活を過ごしましょう」とあいさつ。昨年亡くなった三人の会員に黙とうをささげた。米国のことを知らなくても、日本から来た者同士で力を合わせて海外生活になじんでいくことを目的に設立されたと話した土屋会長は、「相互援助」「生涯勉強」「社会奉仕」をモットーに「今年もよろしくお願いします」と締めくくった。

会員全員で「一月一日」を合唱した後、ゲストとして招かれた糸井清・在サンフランシスコ総領事館領事が乾杯を音頭をとり、食事に。新年と会員の再会を祝う食事は、会員にも人気の高い「手まり」特性の品ばかり。華やかに盛りつけされたおせち料理の煮しめ、くりきんとん、黒豆、数の子、お雑煮から、新鮮な刺身まで品数も豊富。また、ロサンゼルスから取り寄せたまんじゅうも出された。

食事後は顧問の春海三悟さんを司会に、初めての「写真ゲーム」に挑戦。会員が持参した自分の若いころや子供のころの写真を見て、名前を当てるゲームで、あまり交流のない会員の顔と名前を改めて確認し合うことでできた。米国人と国際結婚している会員が多い同会は、今年も冠婚葬祭などの日本のしきたりや文化、国際結婚家庭での教育などを話し合いながら、交流を広めている。

また、主な活動として、月に一回古本市をエルセリートの日本食品店「八百屋さん」(10566San Pablo Ave.)で行っている。
同会への問い合わせは(510)845―9159へ。

日米タイムズより転載

02172008_1jpg

02172008_2