この、ニュースレターが届くころには、バークレー市の保健師から引退してから一年近くになります。時のたつのは、早いけれど、ひまわり会に関わりつつ蒔いた種、根付いて枯れる事なく育ってくれているのを静かに感謝している日々です。その種の名は、何故(なぜ)です。海を越え、言葉も慣習も違う国に来て、子を授かり育て年を重ねていきます。で、何故という訳。生まれ故郷浜松の方言、遠州弁でしたら、なあんでえーかな? 念願のアメリカン・リバー自然環境保護協会 https://www.arconservancy.org/ のボランティア活動に参加させていただけるようになりましたのでその報告をいたします。

1989年以来、協会はサクラメントの北、アメリカン・リバーの自然環境を保全、管理、教育する為の活動をしている非営利団体です。2008年にひまわり会のバス旅行でおけいさんのお墓お参りできるといいね。と、ゴールドヒルを登りましたが、その227エーカー(約33万3千坪)に及ぶ若松コロニーの跡地を2010年に協会が購入し、今,1869年6月8日の入植を記念して来年6月、150年祭が計画されています。https://www.arconservancy.org/wakamatsu/

オークランドから車で、2時間半近くの処ですので、どんな関わりができるか模索中です。リーダーであるヘンリー スネール氏(ドイツ・プロシア人)と共に大きな夢を抱いて海を渡った家族、そして、スネール家族の小守として、けれども、スネール家族がコロニーを離れる時、伴われなかったおけいさん。会津の言葉で何故と問い続けただろうと思うと切ないですね。今も、世界中で同じような境遇にある人たちのいる事を忘れずに、何故の木、見守っていけたらと思います。