『女性が離婚や夫の死亡によって、独立してファイナンシャル・マネージメントをする時の必須心得事項』6月24日のワークショップの報告
ワークショップはとても人気がり、定員25名限定のところへ 35名もの申し込みがあり、ウエイティングリストでキャンセル待ちの人も出ました。講師のファイナンシャルプランナーの河野さき氏は『幸せはお金だけでは得られない、夢を持ちそれをどう実現するかのプランを立てる事が大切です。夢はマイホームを持つ事,子供達の教育、趣味の追求、旅行、安定したリタイアメント、と人生のそれぞれの段階で異なるでしょう。夢や希望を叶えるには先ず自分の現在の経済的な状況を正確に把握する事から始まります』とファイナンシャルプランの初歩から説明されました。

1)自分の資産のリストを作る。
持ち家、債券、車 等の自分の資産をしっかり見直す。特に持ち家は誰の名義で登記されているかを知る。ビジネスや賃貸物件等の所有権と名義、銀行口座、その他の貯金口座のある場所と名義、IRA、 401(K) 、ペンション等リタイアメントに関する資産の有無

2)負債のリストを作る。
モーゲジ、車のローン、その他のローンの有無と名義、内容

3)支出のリストを作る。
家賃、税金、光熱費、保険料、医療費、電話、食費等の生活に絶対に必要な経費と、衣料費、テレビ、外食、趣味、交際費、娯楽費等コントロールが出来る支出を別々のリストにする。

これで自分の本当の資産額(+&―)を知り、生活費が幾ら有ったら暮らせるかがわかります。夢の為の貯蓄プランを立てたり、将来のリタイアメントプランにも役立ちます。難しい事と考えずに明日から始めましょう。ファイナンシャルプランの専門家に相談する事も出来ます。

ファイナンシャルプランと同時に心がけておくリストが有ります。
人が亡くなった時にする事項のチェックリスト (順序不同)

  1. かかりつけの医者や警察、親類、知人に通知する。
  2. 故人の扶養者やペットの世話をする、又は世話を手配する。
  3. 故人の家の安全を確認し,郵便物や配達物の保管,又はキャンセルの手配。腐り易い食物、植物の世話、又は処分をする。
  4. 死亡報告の手配をし、故人のお葬式や埋葬の希望を調べ手配する。
  5. 葬式、その他の使用の領収書をとっておく。
  6. 故人の遺言、保険証券その他の重要な書類を捜す。
  7. ソーシャルセキュリテイ、Medicare、等に通知する。
  8. 必要とあれば弁護士、会計士を雇う。
  9. 故人のSafe Deposit Boxの取り扱いは弁護士又は金融期間の指示に従う。
  10.  残された配偶者、子供、友達の精神的衝撃を察し、支える。

内容は 2001 Healthcares and Elder Law Programs Corporation に依る

参加者の年齢層が広く色々の質問が出てQ & Aの時間が足りない様な感じでした。ワークショプで手渡したアンケートには、ほとんどの人が『大変満足した』と評価して下さいました。出席者は会員6名、一般16名で、4人が新しく入会されました。

今回はたくさんの希望者が有ったので、同じ様な題で第2回ワークショップも考えています。

土屋和子記