-リビングストン・さつま芋のお里

お元気でお過ごしでしょうか。久方ぶりに10月4日のひまわり会の恒例バス旅行に参加させていただきました。剣持順子会長が、ご近所のお宅に伺って大和コロニーの幟を見たのをきっかけに、次々と盛りだくさんの企画が広がり、サクラメントのすみれ会さんともご一緒できました。

役員会で3か月以上も前に お話しを聞いていたのに、大和コロニーの場所も歴史も何にも調べず、バートのベイフェア-駅には2つ駐車場が有る事も忘れ、西口で、何方もおいでになりませんよ?と土屋さんに電話をして、無事、東口でお待ちの方々と合流できました。まして、バスがフリーウェイに乗って、あー南に行くのかと気付く始末。

何時か、また個人でいらしゃりたい方の参考までにスケジュールをお知らせいたしましょう。

1.Merced County Fair: Assembly Center Memorial: http://www.mercedcountyfair.com/pages/history/japanese_assemly.html

2.Merced County: Livingstone Historical Museum: http://mercedcountyevents.com/livingston-historical-museum/

3.Sweet Potato Festival:なつかしい黄色いホカホカ芋の特産地、むらさき芋も。

4.大和コロニー:1906年に安孫子久太郎がまず、2000エーカーの土地を購入し、日本人の出稼ぎから定住への道を開きました。詳しく、学びたい方には参考資料があれこれあります。

美味しいお弁当、さつま芋もいただいて、迷子もケガもなく良かったですね。100年余前から、日本人移民が築きあげてきたアメリカの歴史を垣間見ることができました。ひまわり会の旅は、思うこと感ずることが多くて宿題一杯ですね。さつま芋の歴史を思うだけでも、綿々と歴史が動いているのを思わされます。

 

過去で生きていたものと、
現在で生きているものとが、
一つでなければ、歴史ではない。

秋山大(ひろし)

 

比較文学者、島田謹二が『アメリカにおける秋山真之 明治期日本人の一肖像』(1969年・朝日新聞社発行)の巻頭に載せられた言葉です。秋山大(ひろし)は、その真之の長子。日本エッセイストクラブ賞の第18回 (1970年)の受賞作で、この書と司馬遼太郎の『坂の上の雲』(1972年)によって、日露戦争(1904-05年)における日本海海戦での秋山真之の働きが知られることになります。戦争の匂いがすると日本の93歳の母が申します。私たちも語り継ぐ大切さをひまわり会の花を育て、そして、その種をまいていきたいですね。   (了)

梁(りおんぐ)裕子

オクエさんの家(1920年築)の前で
オクエさんの家(1920年築)の前で
 
トム・ナカシマさんのインタビュー
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